ボトルメールと人工知能の海

message in a bottle photo

Photo by Moyan_Brenn

ブログは宛て先のない手紙を瓶に詰めて、海に放り込むボトルメールのようだ。

時間と空間を超えてだれかに届く。

でも、誰かに伝わることが目的やゴールではなく、むしろそれは副次的なもので、本当は自分の考えや意思や記憶を情報空間の海に投げ込むことで、プランクトンのような生物が情報を分解して大きな記憶の一部となり、そのなかから、意思や知性のようなものが生まれ、海からいつの日にか這い出して目の前に現れることのを期待しているのではないか。

その這い出してくるものとの出会いが、もう一人の進化した自分なのか、神なのか。それとも、品の悪いコマーシャルなのか。

ネットを通じて人とコミュニケーションする時代から人工知能の海と対話する時代の幕開け。

次の時代には、コミュニケーションのあり方も、社会の仕組みも、人の価値観や医療。教育や働き方もテクノロジーによって新たな視座を見せてくれると思う。

その反面、僕らがしばらく保留にしていた本来の人としてのあり方や哲学が問われるのだとも。

そんな時代にはさらに、実感し信頼できる人との繋がりやコミュニティが重要になってくる。

この20数年間のネット社会も面白かったけど、またあらたな20年もますます面白くなりそうだ。

#妄想

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