【大掃除作戦終了】一夜明けて

とりあえず、連休中の掃除大作戦もここちよい疲労を残して無事終了。(いや、かなりな疲労。。。嘘つきました)
朝方、資源ごみ回収車に雑誌類とダンボールを出して、ひとまず休戦。
掃除をしているとノスタルジックな甘く切ない気持ちに負けてしまいそうな自分との戦いが続きます。
心を鬼にするぞ!と誓いながら10分後には、思い出の品とメロメロとしてしまう自分。気づくと遠い目をして、意識不明状態。「寝たらいかん!死んでしまうぞ!」と誰かが顔を引っ叩いてくれるわけでもないので、幻想と現実の境目をさまよい歩きながら孤独なサヴァイヴァ?ルは続くのです。


ジャングルを奥深く進むと、掻き分けた藪のむこうに「がさっ」と人影らしきものが。銃を握り締め、注意深くその先に手を伸ばし草をかきわけた。
すると、そこには10代らしき少年が動じる様子もなくひっそりとたたずんでいる。驚くことに、自分の子供のころにそっくりの風貌だ。
彼は、ぽつりぽつりと夢や希望を語りはじめる。まるで自分自身に語りかけるかのように、時に熱く時に絶望に満ちた言葉を。
少年の語る夢の断片に僕は心を奪われずにいられなかった。遠い昔に置き忘れてきた何かがカサブタを爪で引っ掻きはじめる。痛みはうずきに変わりそして、嗚咽に似た感情を引き起こした。いつの間にか握り締めていた銃が指先から滑り落ち、肩を落とし額に手をあて無力感に支配されている自分がそこにいた。
 この少年が見ている夢は果たして叶うのだろうか。
 この戦乱の時代において、これほどまで純真な目に、
 僕は未来を見せてあげることはできるのだろうか。
 僕はたかが敵戦地で道に迷ってしまった、兵士にすぎない。
この少年を抱きしてめてやりたくなった。

物音にふと我にかえる。床に滑り落ちていたはずの銃が、しめしめ45になっている。
振り返るとそこは、ジャングルのような荒れ果てた部屋。そして、片手には10代のころのノートが。
あ、いかんいかん。掃除中だった。
そんな幻想と現実の狭間における戦いこそ、「掃除」という名の孤独な聖戦である。    のだろうか。(何を書いているんだ?!朝から。)

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