(美瑛にある巨木:森の神様)
樹齢およそ900年の途方もない年輪を重ねてきた巨木。
右端の折れて垂直に伸びている幹の折れ曲がっているあたりが人間の身長くらい。
圧倒的な命のスケール。その智なる生命の姿を前にするだけで、思いっきり元気もらえます。
帰り際に森の神様にお願いして一緒に記念撮影。大量の小バエが遊んで欲しいのか、まとわりついてきたので写真がぶれまくった。
星野道夫(旅する木)の、好きな一節より。
人間の気持ちとは可笑しいものですね。どうしようもなく些細な日常に左右されている一方で、風の感触や初夏の気配で、こんなにも豊かになれるものですから。人の心は、深くて、そして不思議なほど浅いのだと思います。きっと、その浅さで、人は生きてゆけるのでしょう。