編集者 魂の戦士

見城徹 編集者魂の戦士」を読む。
心が熱くなる本。小学六年生相手に「編集とは、作者と刺し違えてもいい、返り血を浴びる気持ちでやるものだ!」って教える見城さん。そんな授業を受けられた小学生は幸せだと思う。
以前(エントリーにも書いたことがあるけど)、トランペッターのマルサリスが、NHKの番組で幼稚園から小学校低学年くらいの子どもに向けて「一流って何だと思う?」って問いかけていたのと同じくらい驚き。
「一流の人とは、(中略)観ている人をやる気にさせる人。」と言って、彼は自分のトランペットを吹いて聴かせるんだけど、番組観ている大人の自分も驚いた。
そのあと、その番組にヨーヨーマが出てきてチェロを聴かせる。


「子どもにはきっと理解できないだろう」と思う人は、やっぱり二流三流なんだなぁ。
子どもに向けなくても、ついつい近寄りがたくして、手の内をみせないのが一流に思えるけど、本物の一流はさらっと自分の手の内を明かす。
自分もできそう!やってみたい!と思わせておいて、実際やってみると途方もなく難しい。でも、その本物の魅力に触れるときっと、やり続ける力をもらうものなんでしょうね。
その意味では、見城さんは編集者として本物なんでしょうね。大変だと思うけど、この人が本気ならやり遂げてみたいと思う気持ちを相手に持たせる人。
この本を読むと、文章を書きたくなると思います。絶対に!!
ブログとか、表現で悩んでいる人がいるとしたら、ぜひ読んでみてください。
熱いものをもらえる本です。
追記
(もしかしたら、その番組はこれだったかもしれません。<違うかもしれないので、違っていたらすみません>?マルサリスWITH小澤征爾・オン・ミュージック2

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