実は原作読んだこともなく、タイトルすら少し聞いた程度でしたが、ちょっとどハマりして、一気見してしまいました。
殺陣が素晴らしく、役者の体を張ったアクションシーンが見どころ。
原作アニメを探して見直してますが、配役もぴったり。そして、いい役者ばかりでキャスティング素晴らしい!
映画『るろうに剣心』キャスト情報まとめ【2014年夏公開】 – NAVER まとめ
特に、「伝説の最期編」の、京都の隠密御庭番衆、翁こと柏崎念至・田中泯さん。素晴らしい体のキレ。同じく御庭番衆、四乃森蒼紫役・伊勢谷友介とのアクションシーンが個人的には良かった。
いやぁ、御歳70歳とは到底思えない体つきと身体能力。舞踊家なせる技。
剣心の師匠、比古清十郎役の福山雅治も、孤高のカウンター役、瀬田宗次郎役・神木隆之介も主人公を喰う勢いでアクションシーンにも芝居にも迫力がある。
今を旬な役者がぞろぞろと現れて、本気度合いの高い演技と殺陣をこなしていくところ、気をぬくところなく最後まで疾走感を味わえます。
そして三池監督のような迫力のアクションシーンの監督は「ハゲタカ」や「龍馬伝」の人間派ドラマの大友啓史氏。
ただのチャンバラ映画でもなく、人間の業と業がぶつかり合いを剣術を超えたアクションシーンとして昇華させた演出には、役と役を戦わせつつも、役者生命と役者生命の戦いや成長を引き出しているような、ただのアクション監督ではない、深みのある見応えたっぷりの作品になってました。
ハゲタカも好きな作品ですが、大友監督の今後の作品も楽しみのひとつに。
それにしても、日本映画ってまだまだすごい!と思わせてくれる作品でした。
原作は子供向けの映画ではあるけど、役者生命を賭けた作品づくりに対する真剣勝負は、大人の鑑賞に耐えうる賞賛すべきものでした。
初主演にして、よい作品に出会った、佐藤健さんの今後も目を離せません。
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