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名探偵の掟まさに、つっこみどころ満載の小説。というか、小説なのかも疑わしい、少しありえない作風。 「なにを出しても売れなかった頃、やけくそで書いたのが本書だ。」 著者の言葉通り、すこし捨て鉢で逆ギレな展開に思わずのけぞりながら、こ...
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東野圭吾「プラチナデータ」2013年に映画化も決まっている、東野圭吾の「プラチナデータ」読了。最近週末の長距離移動が増えたので、ここぞ!とばかり読みたい本をあさってます。 国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA操作システム。警察庁特殊解析研究所...
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「夏の庭」湯本香樹実「人は死ぬとどうなるのだろう?」 一人の少年の祖母が亡くなり、葬儀に参列したエピソードを聞いた晩から、幽霊に追いかけられる夢でうなされる少年達。 「人の死」知らないことへの不安。 そして、その不安を拭うために、それを「知...
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さまよう刃 : 東野 圭吾さまよう刃今回の機内読本には東野圭吾の「さまよう刃」 先日見た、映画「それでもボクはやってない」に通じるやるせなさ。日本の裁判制度や警察組織の限界。法治国家というのは、誰のためにあるのか改めて考えさせられてしまう作品。 ...
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プラ・バロックプラ・バロック (単行本)第12回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作ー全選考委員絶賛!という見出しと「仮想世界」を入り口にしたミステリーということで、いろいろ期待しながら読み進めました。 いわゆるセカンドライフのような仮...