知人の家で過ごしていて思ったのですが、生活スタイルの幅っていうのは、もっと自由で広いものなのでしょうね。
最近は不景気風が吹きすぎて、よりそうした発想を「ひろげる」よりもむしろ「せばめる」空気が蔓延してますが、少しでも郊外にいけば、都心に住むよりもずっと安く、よい環境が手に入ります。
早速ネットで検索してみたら、驚くほど素敵な物件が想像より安くあってびっくりしました。慣れた環境を引越すなんてなかなか面倒な気もしてしまいますが、少し視野を広げて、新しい生活観を見出そうとすれば、意外に選択肢は広がるものです。
インターネットの時代はパソコンひとつで様々な情報に、自由にアクセスできることを教えてくれたのですが、やはり、実際に行動して足で世界を広げる努力も必要ですね。
自分(の生活)にとって必要な情報をうまく取る。ということは、食の世界と同じで、よい食材を見極めて、日々の生活に取り入れるように、情報も過多になり過ぎない程度に、日々適量にうまく自分のエネルギーになるような情報を選別して接触することが大切。
そうして得た「気づき」や「驚き」を元気にかえて、そして行動に移す。こうした感覚でネットをうまく日々の生活に取り込めれば、いい循環が生まれるはずです。
恩恵のネットワーク
自分の生活や人生の可能性を広げるような、情報や出会いをうまく見つける力を養い、得るばかりでなく、失敗してもいいでの、積極的に実践し、表現してみること。その情報や行動がまた、ほかの人の元気となって、また循環を産み出せばもっともっと明るくはっきりとした生活観や社会が産み出せるのだと思います。
こうやってネットにアクセスして、ひとり自由な時間に情報を読めているだけでも、僕らは恵まれた社会にいますよね。この恩恵のネットワークをきっちり活用して、そしてその恩恵を実践として返すことがIT社会のあり方。
ネイティブインディアンや狩猟民族が自然という恩恵の情報ネットワークにアクセスし、天候やメッセージを読み解きながら、自分の直感を信じて人生を学び切り開いてきた。そんな世界にも通じる気がします。
給料や安定を得る代わりに、個としての可能性や世界を切り開く開拓精神がちょっと鈍ってきた時代ですが、いま不景気なのは、個の力を試すいいチャンスなのかもしれませんね。
ITの世界とそうした昔の人の智恵というものが重なり合ったところに、次なる時代のヒントがあるような気がします。