なんくるないさ?

沖縄に移住した人の話を聞いていて共通していたのは、「ここに住みたい」という思いが強くなって、ただ「その思い」にまかせて行動してみた。ということ。
そしたら「なんとか」なっている。とりあえずはね。って言う。
沖縄には「なんくるないさ?」という言葉があって、今回の旅の目的のひとつに、その「なんとなかなるさ?」の精神をもっと肌で感じ取りとってみたいという思いもありました。


古宇利島

沖縄には移住する人と同じくらい、移住生活を断念する人も多く、その違いにも色々な理由があると思いますが、自分に置き換えて考えてみると「無理をしない生活をするために、沖縄に行く」そして、そこで「無理がたたったら」そこから離れる。のだと思います。
「無理をしない」ために沖縄に行く人ってたとえば、都会の生活で収入や刺激は多いけど支出や気苦労もその分多くて、そのロスを埋めるために、色々な「無理」をしている人。
そんな生活をどこかのタイミングで変えたいと思っている人だと思うんですね。
短期間の旅行なら、沖縄は非日常のままなので、「無理」しないまま癒して過ごすことができるのですが、ロングステイや移住を考えると、沖縄生活という日常をどうするか?で意味が変わってきます。

「無理をしない生活をするために無理をすること」
そのバランス感覚。
どんな「無理」をして生計をたて、その「過度に無理をしない生活」を獲得するか?
その「無理選び」のセンスによって、「なんくるないさ?」精神に歓迎される人と、そうでない人が分かれる気がしたんですね。つまり、居残れる人とそうでない人。
そこで「無理」の選び方がポイントになる気がしたのですが、
「なんとかなっている」人のポイントは、何が「好きか?」を明確にしている。ということ。
つまり好きなものへの努力は、他人が思うほど「無理」していないんです。
沖縄に行ってもし「なんくるないさ?」の神様がいるとしたら、まず、何が「好き」なのか?何をしている時が、寝食忘れるほどワクワクしながら没頭できるのか?自分と向き合ってそれをつかみとったかどうかを試すと思います。
そしてそれを実行に移したとしても、かなり長い間結果や収入につながらないと思います。
あ、もうだめかもしれない。もう少しがんばって駄目だったら・・・と踏ん張っていると、この沖縄のエメラルドグリーンの海や真っ青な空のどこかから「なんくるないさ????」と、不思議な力が後押ししてくれる。
自分に正直に誠実でいられれば、色々な力が作用する。カフェのオーナーと接していてそんな気がしました。
でもね。これって沖縄にかぎらず、自分がコレ!と思ったことに不器用でも没頭している人がいたら、周りは、その熱意や気持ちにうたれて、足りないところを補ってあげよう!って気持ちになるもんですよね。
そういう人には、東京だったら「なんとかなるさ?」の神がいて、大阪だったら「なんとかなるで?」の神が近寄ってくるだけの話。
ただ、沖縄にそれが強く作用するのは、気候が温暖で自然のエネルギーがフンダンにあることと、家賃が安いこと。かな。
珍しく長く書いてしまいました。
なんか、日常生活でクサクサしてしまい、どうも「うまくいかないな?」と感じたら、自分の「好き」を見つめに沖縄に遊びに行ってみるといいと思いますよ。なんくるないさ??。

Shareこの記事をシェアしよう!

モバイルバージョンを終了