ジムキャリー主演のヒューマンコメディ。最高です。

なにやってもうまくいかない主人公が、「全てのことに“イエス”と答えるだけで人生が変わる」という自己啓発セミナーを受けてから人生が激変するという物語。

こうやって書いてみると非常にシンプルに見えるストーリー。その分期待せずに観ていると非常に面白い。

特に表情豊かなジムキャリーがはまり役で、半信半疑ながら自分の人生を受け入れようとする決意や不安や焦りがうまく表されている。

なぜか評価の高い「ペイフォワード」も、こんな風にコメディにしてリメイクすればもっとすんなり観れるのに。

どう考えても怪しさ満点の「イエスマン」というセミナーも、非常にアメリカンでいい。ここまでくだらないと、本当に「イエスマン」の効果あるんじゃないか？と興味持ってしまう。最後のオチまでたっぷり笑える。

映画を見ている最中、気がつくとずっと口角があがってしまう、おばかハッピーなストーリー。

イエスと今を受け入れることは、未来に先送りしたものをすべて放棄すること。保険を捨てるような人生。そしてその勇気の言葉。

手に入れるためではなくて、抱えている重りを手放すための呪文。

映画をみると、「よしこれからイエスな人生にしてみよう」とちょっぴり思えるはず。

ただ、オチにある人たちにならないように。

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