リチャードバック(著) 村上龍(訳)
僕が好きな本ベスト3をあげるなら、まずこの本。15年ほどまえ、留学する前日に友人が贈ってくれた本で、たぶん読み返した回数も生涯一番多いかな。
かっこよく言えば孤独な日々というか、娯楽のない退屈な毎日で、自分のことを見ている時間が長くて、いやがおうにも、「このちっちゃな日本人って一体何者なんだろう」と考えさせられる日々に、この本の主人公は
「世の中が君を作っているんじゃない。君が世の中を作っているんだ」
と教えてくれたような気がして、ずいぶん勇気付けられました。ある意味僕の原点を作ってくれた本。
- HIROSH