ホテルビーナス

映画「ホテルビーナス」を観る。
自分の過去に傷をもち心に鍵を掛けて過ごすホテルの住人達。
お互いが干渉しあわないことを前提にしながらも、このホテルには部屋の鍵がない。
「近寄らないで欲しいけど、誰もいなくならないで欲しい。」そんな住人たちに共通する心を見抜いているホテルのオーナーの暖かい眼差し。
主人公の草薙君が好演。陰影の多いカットに映える少し影のある横顔が、映画の情感をうまく引き出していた。
せつなくも、優しい気持ちと生きてゆく強さ。そんな感情に浸れる映画でした。
ホテルビーナスにあるさびれた屋上のある家に住みたい。真剣に思った。

Shareこの記事をシェアしよう!

モバイルバージョンを終了