国家の品格

国家の品格新潮新書国家の品格
面白くて時間が止まってしまった。飛行機の中で読めたので、正味5分で到着した気分。
数学者の書いた日本論ということで、ロジカルな論破本かと思いきや、同じ論破でも非常にユニークな間のある展開とリズム。考えさせられたり、笑わされたり。読みたい本というのは、こんな風に現れるんだなぁと、読みふけってしまいました。痛快。


先日「世界一になった日本代表チームに某国チームが年内の再戦を求めている。」というニュースを見て感じていた違和感。
きっと逆の立場なら、日本は再戦を求めないのではないか?という予感。
ちょうどこの本を読む前に、それが一体どこからくるのか?思い巡らせていただけに、この本は鋭い視点でヒントを教えてくれた気がしました。
「理屈抜き」に日本に誇りを持て!「ならぬものはならぬのです!」と口角泡をとばしながら、時折勢いあまって展開される強引な論理(を超えぎみな)も気迫に満ちていて心地よさすらある。
元気の出る一冊です。この本がベストセラーでよかった。
さぁ、日本の良さをもう一度かんがえなおそう。

Shareこの記事をシェアしよう!

モバイルバージョンを終了