「捨てる」行為が掃除において一番大切で、かつ深い行為です。まるで禅修行のよう。
掃除は「今」に集中する業とも言えます。ふと気がつくと、手にとったブツを眺めて「これって、懐かしいなぁ・・・」とか「これいつか使うよな・・」と過去や未来に心が引っ張られてしまい、椅子にヘタリこんで10分。なんてことざらです。
そうした邪念を振り払うように、「3秒迷ったら捨てる」もしくは「とりあえずボックス」に投げ込みます。
とりあえずボックスがあまりにも一杯になるようだったら、間をおいてその中から優先順位の低いものを捨てます。
それ以外は、勢いあるのみ。過去を振り払うように、未来に思いを馳せないうちに、えいやっーーーー!といきます。
正直これがなかなか出来なかった。下手したら5−6年使わずにしまっていたものが出てくる出てくる。それを見つける度に、その時代を棄てきれずにいた自分を発見。過去は過去。特にモノに関しては、執着せず手放すこと。「今を生きろ!」を念仏のように唱えながら、お掃除教に入信したかのごとく。
でも、まだまだ!目の前に立ちはだかる過去の山との戦いは続きます。百人斬りの気分。