Airbnbというと、自宅の一室をゲストに有料に貸し出すサービスだけど、ここは自宅ではなくて、外国人バックパッカー向けのゲストハウスをAirbnbに公開しているような場所。
ゲストの99%外国人。
実は昔から何度も通り過ぎた場所だけど、こんなところにゲストハウスがあるなんて全く知らなかった。
駅のアナウンスはもとより、部屋の中まで、ガード下のストリートミュージシャンが奏でるハーモニカやジャズ、女の子のアコギが深夜2時3時まで聴こえてくる。
そして、隣のスナックからおっさんが熱唱している昭和歌謡も漏れ聞こえてくるなんともカオスなロケーション。東京のノイズを子守唄にぐっすり眠ることができる。
東京にいながら、ディープなアジアにきたような気分。
今日は、近所のコインラインドリーに下着類を放り込んで、その間、隣にある純喫茶で原稿書き。
純喫茶特有のカビ臭さと、コーヒーの渋みがマッチして味わい深い。
ここでもまた、時間を超えて昭和にタイムスリップすることができる。
僕が地方や自然のある田舎に拠点をもちたい理由は、むしろ、こうやって見慣れてしまった東京の良さや猥雑さの中にあるきな臭いカルチャー。今の時代性を再確認したいからもしれない。
ゲストハウスでは基本英語だけど、みんなネイティブではないので、とても気軽にコミュニケーションが楽しめる。
その感覚のまま、一歩見慣れた商店街にでると、どこでもドアのように、知らない日本という街に辿り着いた外国人になれる。
そのまま日本語喋れないふりをして、ガイドブック片手に知らない店に飛び込んでみるのも、いいかもしれない。
コミュニティに馴染もうとドキドキするくらないなら、はじめから旅人になってしまえば、一期一会がすべてキラキラしたものになる。
(ちなみに、この「外国人(的皮膚)感覚」を僕はこれをジャパニーズフォリナー理論と呼んでる。元気いい人はよく海外に出かけているけど、それは常に新鮮な目と好奇心で世界を見ているから。という仮説から。)
あまり多くの人にはオススメできないけど、もし、同じ体験をしたい人がいたら、ぜひこの場所をご紹介したい。
少しベットがチクチクしたり、簡易シャワーしかなかったりとラグジュアリーさを期待しない人だったらきっと楽しめる。
昨晩も、神田川のように肩に手ぬぐいをひっかけて近くの銭湯にいったけど、街の臭いが風呂上がりの体に染み付いてくるような、普通のホテルに泊まるだけだと絶対に味わえない体験ができる。
そういえば、先月で原宿のThe share生活にピリオドを打ったのでいま、東京滞在先を検討中。よい場所や、マルチハビテーターで、東京拠点探している人がいたら、一緒に東京拠点づくりしませんか?すでにやっているよ!という人もぜひ、声かけてください。
とはいえ、Airbnbやゲストハウス潜伏体験は、これはこれで、またひとつ新しい発見のある東京スタイルなので、しばらくいろいろな街を味わってみたい気分。