「幸せ」とは何でしょうか?
哲学的な答えや宗教的な答えもありそうですが、ここでは、TEDをみながら科学的に考えてみたいと思います。
この二本のスピーチが言っていることはとてもシンプルです。
幸せになりたい人が見るべき二つのTEDトーク
- 「選択肢や保険をかけないほうが、幸せになれる」
- 「ポジティブになればいい。そのための21日間でできる簡単な方法を実践する」
です。
この二つを組み合わせれば、結構いい線いくんじゃないでしょうか。そんな気にさせてくれる、愉快なスピーチです。どうぞ。
ダン・ギルバート「私たちが幸せを感じる理由」
なるほど!!と思わず膝を打ったのは、人は何かを選択するときに、後で交換可能な条件をもってしまうと、選択したことに対して満足や幸せを感じづらくなるということ。
後悔しないように、いつでも返却や交換可能な選択肢を選んでいると、いつまでも幸せになれない。という指摘には、胸が痛いです。
でも、たしかに、勢いあるときに、えいや!って買ったり、決意して行動したりしたりすると、たいてい悪いことにならないんですよね。
結果悪いことであったとしても、自分がそう思っていない。ということです。
むしろ、じっくり考えすぎて選ばなかったときの方が、ずっと落ち込むんですよね。すごくシンプルで当たり前の法則ですが、これは重要な指摘です。
また、人類だけが発達してきたと呼ばれる「前頭葉皮質」の、ひとつの特徴は、「疑似体験」ができる能力らしくて、たしかに、動物がテレビゲームで一喜一憂しないように、人間の想像力は現実をも包み込んでしまうほどパワフルなのだと思います。
そう考えると、考え方ひとつで幸せは作りだせる。ということですね。
それをより強調しているのが、次のスピーチです。
ショーン・エイカー 「幸福と成功の意外な関係」
こちらは、まさに、「がんばって努力して成功したら幸せになれる」のではなくて、「幸せだ」とポジティブに働きかけたら、幸せになれる。という指摘。
前頭葉皮質の話と同じですね。「幸せだから笑う」のではなくて「笑うから幸せになる」という話に近いものがあります。
こちらもきわめてシンプルです。幸せになりたかったら、笑う。です(笑)
(と思いたって、パソコンの前で笑ってみているあなた。周囲から変な目で見られてませんか?)
早速、この学びを活かすために整理してみましょう。
ダンギルバートの選択を変えないというルールを課してみる
なにか選択をするときに、「直感的に選ぶ。そして、それを変えない。」というゲームをやってみる。そういうもんだと思い込む。
ショーン・エーカーのポジティブになるトレーニングに挑戦してみる
「ありがたく思うことを、新たに3つ毎日書いて21日間続ける」
早速、今日からやってみます。
2014年9月26日(金)
- TEDを10分ちょっと観るだけで、とてもいいアイデアを得た気になれるわ。ありがたい。
- こうやって、ブログに書いて誰かに観てもらえることは改めてありがたい。
- ふらっと立ち寄ったなじみのお店で、語らいながらランチを食べる時間は幸せだ。ありがたい。
続きは、普段使っているDAY ONEというアプリで書いてみることにしよう。
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