たまたまテレビをつけたら、ガンを宣告された先生が、命の大切さを伝える授業をやっているというドキュメンタリーが流れていた。
番組の最後にその先生の好きだという、永六輔さんの詩が。
生きているということは 誰かに借りをつくること
生きていくということは その借りを返してゆくこと
誰かに借りたら 誰かに返そう
本当にその通りだと思う。
ちょうど、来週の講演で使う資料をまとめていて、「インターネットは<恩恵>のネットワーク」。というタイトルだけ書いて、それがなんのなのか言葉をまっていた矢先、それは「命」「生」そのものなのだと、いわれた気がして、伝えるべき言葉の重さを改めて考えさせられてしまった。
命の大切さを知ったとき、どんな言葉であれ何かを誰かに伝えることのできる幸せを人は改めてかみ締めるのだと思う。
その意味で「ブログ」は、人にとって、命の火を燃やすための薪のような存在なのかもしれない。