人生の選択と集中。今だからこそ大切なものを知る。

photo credit: Takver

昨日は、来月出版予定の書籍の大幅な加筆もあって、急遽3時間ほどミーティング。そのあと、別の知人と結局終電前くらいまでこれからの行動について語りあってました。

楽観と悲観を繰り返して議論だけを続けていると、時折リアリティのない評論的な言葉が自分の口から出てきて、じわじわ疲れがでてきた感もあり、帰路に向かいながら自分の軸とリアリティを取り戻さねばと思っていた夜道で、いつもアドバイスをくれる尊敬する旧友からの連絡。

彼の言葉は明快でした。

「人生の選択と集中の時。今だからこそ何が大切かわかるはず。そして、”今”ある一番大切なものに時間を使おう。」

中途半端に迷い焦っているときに、「自分の声を聞け。自分に素直になれ」と言われてもピンとはこないけど、こういう死や物事の有限を感じはじめると、本能的な飢餓感が求めるものに近づこうとする。
そうやって体が動きだす感覚を大切にすれば、おのずと自分の声が聞こえてくる。そんな気がします。
周りの情報や感情に振り回されるのではなく、自分の中からわき上がる力を信じて、「今」大切なものに自分のもっている時間やお金や能力を使うこと。
そこから突破する道を開くのだと思います。

そこで、まず「最悪」から考えることにしました。そう考えるほどに見えてきます。
中途半端な楽観ではなく、諦観にちかい「最悪」という現実に最後の力を振り絞って大切にしたいものはなんだろうか?と。

あれもこれもではなく、それぞれが「今」一番大切なものを守るために、力を選択し集中すること。そのためには、過去のプライドや未来の保証を選択する必要がなくなります。そのために無駄なエネルギーを割いている時間もないんです。

しっかりと選択することで、休息する時間や備える時間も生まれます。

大それたことだけではなく、例えば、「食べることのできる幸せを大切にしよう」と思い、キッチンを磨いたり、いらない食器を処分することからでも始めようかなと思います。

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