先日読んだ「虹の戦士」に興味をもって、今度はその著者の「自然のレッスン」を読んでみた。
あらためて、いまさらこういう本を読んでいる自分が恥ずかしくなるような不思議な気持ちになる。
それは、すごく当たり前のことを忘れていた恥ずかしさ。
ただ、同時に「あたりまえ」と思える言葉にならずに沈んでいた感情が、言葉になって目の前に浮かびでてきた「驚き」もそこにあったりする。
文中にある、著者がさまざまな出会いから教わった言葉の中で、もっとも大切にしている言葉のひとつ
「それがなにであれ、あなたが自分のものだと思っているものすべて、ほんとうはあなたのものではない」
自然のレッスン 北山耕平より
「だからあなたは自分が手にしたものを、みんなと分けあわなければならない」
この言葉は、まさにインターネット社会のあり方を表しているもので、ブログを更新したり、何かを表現したくなる欲求の源泉なのだと思う。この本に影響されて、こうやって僕がブログを書いているように、僕の言葉すべて、誰かからもらった恩恵の上に成り立っているのだと思う。だから、素直にこの感動を分け合いたいのだと。
情報だけでなく、もっているモノであっても、土地であっても、すべては自分のものではない。現代の社会ではイメージしづらい言葉ですが、もしこの言葉に「どきっ」としたら、そこからきっといろいろな気づきが生まれるんだと思うので、その気持ちを大切に。
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