3年前もちょうどこんな感じに台風が過ぎて穏やかに晴れた日だった。
僕もその前日、急に背中に痛みが走って動けなくなりに、今住んでいる原宿の近くにある病院に急患で這いつくばるように飛び込んだことを覚えている。
翌日の朝、痛みもなくなり、感謝するようにすっきり晴れた空を見上げていた時に、友人が違う世界に旅立っているなんて思いもしなかった。
生活の中にはいいことも悪いこともあるけれど、こうして魂を交換しあえた人と時間と空間を超えて穏やかな気持ちでつながっていられること。
それだけで幸せだと思う。この瞬間をこれからも時折思いだしては大切に生ければいいなと思う。
勝手に励ましあって、なぐさめあう。一人芝居だとしても、そんな風に思える友人にたった一度きりの人生で巡り合えていたのなら、それも幸せだ。
つながりは求めるよりも感じることが大切。
そう思えるだけで、穏やかな気持ちの中から力が湧いてくる。
それを教えてくれた友人に感謝して今日一日を過ごそう。