助けてといえる力 Amanda Palmer : The art of asking on TED

「欲しいときは、ただ求めればいい」 1ヶ月で1億円の活動資金を集めたミュージシャンが語る、”信頼”の本質 | ログミー[o_O].

とても、素晴らしいスピーチ。これほど今の時代に役立つ(失っている)多くのヒントが詰まっているものもないと思う。

いま、まさに読んでいた本「生きる技法:安冨歩著」の帯にあるサブタイトル

「助けてください」といえた時、人は自立している

と、リンクしていてびっくりしました。

助けてもらうために必要なこと

これまでの学校教育の中で、「助けてもらう」ことの重要性を問いかけてくれた授業はなかったように思います。

むしろ、人に迷惑をかけないこと。自分のことは自分でする。受験においては、誰もがライバル。

そうした競争社会の反動で、「全員でゴールを切る」といった間違った平等もありましたが、大切なことは、助けてもらうために、何が必要なのか?を自ら学び取るような、問いかけだったのだろうと思います。

助けてもらうためには「信頼」と「共感」の関係を得る必要があります。

でも、その得方は人それぞれにあって、ひとつの方法はありません。

かくいう自分も、ついプライドが邪魔してしまったり、意地をはってしまい、これが言えません。

もちろんいまでも私の行動に批判をうけることもあります。そのとき私は、私が花嫁の像の仕事で路上に立っていた時、私に罵倒を浴びせた人々のことを思い出します。しかし、かれらは、資金提供には深い信頼関係が存在することを認識しているのでしょうか。信頼関係のもと、求めることや資金提供は健全に働きうるのです。私はファンのことを、本当に全面的に信頼しています。

引用元:「欲しいときは、ただ求めればいい」 1ヶ月で1億円の活動資金を集めたミュージシャンが語る、”信頼”の本質 | ログミー[o_O]

彼女は、ファンとの交流会で丸裸になってボディペインティングさせる。という催しをしたのですが、まさに、相手を信頼する。ということを体をもって表現したあたり、常に、彼女はこうした心持ちで心を開いて、分け隔てなく、ずっとファンと接していたのだと思います。

まずは、相手を信頼し感謝すること。それを行動に示すこと。

簡単なことがなかなかできないのですが、でも、逆にいえば、簡単なことなんですよね。

僕も日々の生活で、困難に直面しますが、実は、浅瀬で溺れているのではないか?と思うことがあります。

でも、素直に助けて!といえば、誰かが手を差し伸べながら「ちなみに、そこ、足つくよ(笑)」って言ってくれる気がします。

自分ことは見えないものだけど、相手からみたら、助けることはそれほど難しいことじゃないことも多くあるはず。

それを、恥ずかしいと思ったり、簡単と思わずに、手を差し伸べ合うような関係が増えれば、コミュニティももっとよくなって、社会が次のステージに成熟していくんでしょうね。
コミュニティに暮らしていて思うこと&「組織というシステムと協力というシステム」on TED | soanblog創庵

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