観たかった映画。やっと。
1940年、ドイツ占領下のポーランド。ユダヤ系ピアニスト、シュピルマン(エイドリアン・ブロディ)は家族と共にゲットーへ移住。やがてユダヤ人の収容所移送が始まり、家族の中で彼だけが収容所行きを免れた。食うや食わずの潜伏生活を送るある日、遂に1人のドイツ兵に見つかる。
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戦争映画に重くないものを求めるのは難しいけど、実話を元にしながらも観終えた後に絶望的な気持ち悪さが残らない展開。
ロシアンルーレットのように、目の前の人が次々と犠牲になっていくゲットー。目を背けたくなるような時代をを生きる一人のユダヤ人ピアニスト。
このDVDのジャケットにある、荒廃ゲットーに戻り着くシーンがなんともいえず、頭から離れない印象的な場面。
水も食料もない生活の果てに乾ききった彼の心をそのまま現実に映し出してしまったような分断された世界。
どこにも救いの無いようなその世界で、彼の心の底からしみて湧き出てくるようにあふれ出すピアノの旋律。涙も出ないようなどん底にも希望がある。その絶望と希望が旋律となって響き渡るシーンはもう言葉では言い尽くせない感動があった。
また観たい映画。おすすめ。
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