流星ワゴン

「流星ワゴン」
最後のページは誰もいない夜の公園のベンチで読み終えました。
閉じた小説から顔をあげて星空を眺めると、空気が汚れているのか、目の涙なのか星がゆらゆらとゆれていて、そこに流れ星を探してしまう自分がきっといると思います。


決して楽ではない現実とどうやって向かい合っていくか?取り返しのつかない過去を悔やむだけの生き方ではない別の方法。
過去の「過ち」から反省だけではなく、その過ちから「現実を生きていく力」を見つける方法もあるんだと、そんなことをこの本から教そわったような気がします。
たとえおとぎ話のような世界でも、「もしも自分なら」と思えれば、ファンタジーからだっていろいろ学ぶことができる。
一冊を読み終えた後の心地よい充実感とやさしい力。やっぱり小説はいいなぁと実感させてくれる一冊です。
「現実」という言葉のどう受け止めるか?にその人の個性や生き様が現れてくるんでしょうね。
「現実」という言葉。なにを連想しますか?

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