虹の戦士
少しあわただしい日々の合間、少し気持ち落ち着けてゆっくり読みたい本・・・と本棚をさがしていたら、以前知人から借りたこの本が出てきた。
読みながら気持ちが震えてじわじわした気持ちになる。思わず、「いい本をありがとう・・・・」と心の中で何度も知人に感謝し念を送り、そして感謝を伝えに会いたくなった。(ごめんね・・・すっごく長い間かりっぱなしで。近いうちに、連絡します・・・・)
気持ちにゆとりがなくなって、周りが見えなくなると精神安定剤のように星野道夫さんの写真集を開き、その言葉をじんわりと飲み込むのですが、このネイティブインディアンの伝承の物語を読んで、
森へ(星野道夫)彼の存在そのものがネイティブのスピリットなのかもしれないと思えてきた。
人間性の回復や持続可能社会の創造というと小難しく聞こえるけど、現在のIT社会のように仮想現実感がより肥大してくる時代だからこそ、人が生きている、生かされているリアリティを誰もが実感し味わいたくなっていくのだとも思う。
そんなときに、こういった古い言い伝えや自然や大地と向き合った言葉からヒントを見つける人も多いはず。
この10年くらいは人が追いつけないほど、技術や社会も急激に進化・発展するだろうけど、そのギャップのおかげで、人の精神性も大きく変わっていく時代なのかもしれない・・と期待しつつ。
- HIROSH