パソコンやインターネットは「どうせ、ひとりでは…」と諦めていていたことや、いつかやってみたかった夢を強力に応援してくれる道具であり手段です。
ぼく自身がこのパソコン、ネットに出会ったことにより、本当に多くの出会いと夢を叶えてくることができました。
今、こうして生活していることも、間違いなくそのお陰です。
このことを一人でも多くの人に知ってもらいたくて、IT教育の現場で活動してきましたが、もはや、パソコンを趣味として楽しむ時代から、人の生活を、そして地域や社会を立て直すために真剣に学び活用する時となりました。
今回の震災でまだまだ多くの人が情報格差を感じ過ごしています。本当の意味で、パソコンやインターネット、携帯電話など誰もが使えるように、そして情報を正しく把握し伝える能力を身につける必要があります。
ソーシャルメディアの学校と人材支援NPOを立ち上げます
今年に入って、自分の夢の実現に向けて活動していたことがあります。それは、「学校・寺子屋を作る」こと。この想いには2つのビジョンがあります。
(1) 日本全国のパソコンの先生やパソコンボランティア、パソコン好きな人たちが地域社会にもっと必要な人材となり活躍の場を作り出すこと。社会的にも経済的にも自立できるエキスパートとして後押ししたいという思い。
(2) 誰もが(パソコンのみならず、様々な分野の)先生になれる社会を作りたい。小さな学校が街中に広がり、あらゆるところが学びの場になるような、仕組みづくりを構築したい。
という想いです。
一つ目の活動として、6月に学校を立ち上げる準備と、9月に人材教育支援NPOを設立する準備を進めています。
これは、震災を受けてより想いを強くしたこともあり、具体的なアクションとして急ピッチで進めています。具体的なアクションとして近日中にアップデートします。
全国にソーシャルメディアのエキスパートを
これまで番組の取材やセミナーを通じて沢山のパソコンの達人、シニア情報生活アドバイザーの方や、地方でパソコンボランティア、パソコン教室の先生をやっている方と交流させていただきました。
まだまだ、お会いしていない沢山の地域の情報リテラシーの高いエキスパートの方がいると思います。
みなさんの地域で情報格差に悩んでいる人のために、これからの有事に備えて一人でも多くの人から情報格差をなくすための場づくりを全国で進めてほしいと思います。
そのための、教育カリキュラムと講師人材の自立支援としての仕組みを用意しています。
インターネットやソーシャルメディアだけでは、日本の再生復興を解決することは出来ませんが、一人ひとりの情報発信力やコミュニケーション力の向上によって、お互いが助けあって、高めあうことで、ひいては個人や地域の活力になる。その可能性にかけてみたいと思っています。
「趣味悠々」の時代は終わりです。パソコンやインターネットを力を使って日本のためにできること。そんな想いを共有してくれる日本全国のパソコン好きな人、先生達、そしてこれからITを真剣に学びたい人たち一緒に、日本再生のための学び場を作っていければと思います。