人力観覧車

Indian ferris wheel

以前、写真家の三井さんが、現地で乗った移動遊園地の観覧車が異常に速くて、しかも棒キレ一本で操作している人のサービスなのか嫌がらせなのか、速度にくわえその無表情さが怖かった。というエピソードを思い出した。

こういう世界をかいま見ると、安全って一体なんなのだろう。といつも思う。

こっちの映像なんてもっとすごくて、雑伎団の曲芸ならまだしも、客を乗せているのだとしたら、乗っている人はどんな気分なのだろう。

この「人に委ねる」という不安定な恐怖を楽しんでいるのか。

はたまた命がけのサービス精神に感嘆しているのか。

もしくは何も考えないものなのか。

そもそも安全は保証されたり信用すべきものか否か。

今の日本だったら絶対にあり得ないエンターテイメント。

何が正しいではなくて、こうした価値観の違いから見えてくるモノもたくさんある。

僕らの世界そのものが、この観覧車のように誰かの手によってくるくるまわされて動いているのかもしれないし。