(前編の続き)
抽象度を高めた想定問答を繰り返していくと、ほどほどに頭が疲労します。
ある程度疲労感が得れたあたりで、具体的な条件に戻ります。
このプレゼンはいつどこで、誰のために、なんの目的でやるのか?プレゼンする時間や場所、条件などを確認する作業です。
制約をつけてエネルギーをあげる
拡散した思考を、ジョウロのように制約を設けて通すことで、ふわふわした思考に、密度と強さが生まれます。
はじめから、この条件を考えすぎないところがポイントです。余談ですが、僕は記憶力が悪いので、クライアントやセミナーなどの依頼を受けても、ギリギリまで、どこで、どれくらいやるのか?曖昧なまま資料づくりするときがあります。
それくらい、大きく作りながら、最後の削ぎ落とす作業で、条件を与えます。
(長めに作っておいて、少なくするほうが難しく、長く伸ばすのは、比較的に簡単です。)
ポストイット+Post-it Plusでアイデアを出す
この段階でも、まだパワーポイントを作り込む作業にはいりません。
スライドの種のようなものを、単語で書き出していきます。
カテゴリ: 仕事効率化 価格: 無料
このアプリ。書き出したポストイットを撮影するだけで、自動的に画像化して、iPhone上で並べ替えなど編集ができるようになります。
中でも、パワーポイントに書き出す機能が秀逸で、パワポ上に展開することで、大きな画面で、まるでホワイトボードで検討しているように、並べ替えや検討ができます。
こんな感じに、出てきたアイデアをグループにまとめていけます。
移動中にiPhoneなどで、アイデアを整理しつつ、パソコンの前についたら、大きな画面で、再整理。この地続きに作業する感覚や、同じコンテンツを大きさの違うデバイスで検討すると、抽象度の高い整理や書き出している時には気づかなかったディテールが見えたりします。
そして、この画面をA3用紙などにプリントアウトして、喫茶店などで、描き加えたりして、構想を練ります。
まだまだ焦らず、手を動かしながら寄り道を繰り返してください。
(次に続く)