中国13億人を動かすのは結局、一部の超エリート軍団だということを忘れてはならない! ~「無業遊民」の狂気と「中庸の精神」 http://t.co/D3YN3ynX
— 佐々木 博 (@hirosh) October 1, 2012
以前、加藤嘉一さんが、爆問学問で「中国には、あまり働かず、でも社会にコミットしていない”暇人”と呼ばれる人が二億人もいて、そうした眠った人たちを起こさない様に許容していくのがいまの中国のやり方」という話をしていた。
どのようにして、国益にならない暇人を保護する訳でもなく、うまいぐあいに彼らが生きてゆけるだけの「バッファー」をつくりだしてコントロールしているのだろう。日本の人口を超える人たちが、日々なにもせず生きて行ける社会を作り出している。もしこの話が本当だとしたらすごい話だ。
「働かないアリに意義がある」という昆虫学にも通じる話。
ただ、その一方で、この記事にある様に推定5000万人と呼ばれる眠れる「無業遊民」を起こしてしまうと、今回の反日暴動のようなことも起きる。それが意図なのか事故なのかはわからない。
小さなコミュニティですら、運営は難しいのに、13億人のコントロールは想像しえないスケールだ。
コミュニティ運営でも、一人一人の個性が多様で一枚岩でいかないことが多い。また、そこにあるつながりや連帯も、目には見えないけど、レイヤーとして存在している。
国単位で眺めるときも、一元的な報道に紛らわされない様に表層には見えないコミュニティレイヤーの存在を見極める努力が必要なのだろう。