エミリー・ワプニック: 天職が見つからない人がいるのはどうしてでしょう? | TED Talk

 

一つのことに長続きしない性格。誰がそれを「よくないこと」としたのでしょうか?

彼女は、そうした人を「スペシャリスト」に対して「マルチポテンシャライト」と名付けて、今の混沌とした複雑な課題を前にした時代に必要な存在と位置づけます。

心が軽くなるスピーチ。そして多くの気づきを与えてくれます。

マルチポテンシャライトの3つの能力

まず、一つのことを選びきれない自分を責めるのではなく肯定することから始める。むしろ。マルチポテンシャライトの良い部分に目を向けます。

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1つ目:アイデアを生み出せる

二つ以上の分野を組み合わせて、アイデアを出せる視点を持っていること。

一つのことを掘り下げる垂直思考から、水平思考に。エドワード・デボノの考えに通じるところがあります。

2つ目:学習速度が早い

3つ目の特徴にもつながりますが、「好きこそものの上手なれ」で好奇心が高い人は、のめり込むのも早いので学習速度が早いのもうなずけます。専門分野に先入観がないので、ビギナーズラックも働きやすく、そこそこのところまでは誰よりも最速でたどり着けると思います。

加えて、インターネット時代。何かあたらしい興味が芽生えたら、それを学ぶ機会や情報がどこにいても手に入るのも強みの一つでしょう。

3つ目:適応力がある

好奇心に満ちた人は、自分の思考に凝り固まっていないので柔軟。スペシャリストになってしまうと、肩に力が入るところ、好奇心は全てを前向きな学びに変えてしまえるのも強みです。

多くの歴史に残る偉人たちが多彩な才能を持っているのは、一つに絞って「スペシャリストに成ろう」と決めていたのではなく、好奇心に素直に従っていたら(いつの間にか)そうなっていたのだと思います。

求められる人材〜混沌した時代へ対応する力

『Fast Company』誌は 適応力を 21世紀で成功する上で 最も重要な技能だと評価しています 世界の経済が激変する中 容易に方向転換できる 個人や組織こそが 成長の真っ只中にある市場のニーズを 満たすことができるのです

引用元:エミリー・ワプニック: 天職が見つからない人がいるのはどうしてでしょう? | TED Talk | TED.com

10年後、20年後を考えると、今先端の分野も古いものになりますし、これから未来に必要とされる分野を学べる場所はいま存在していないものだと思います。

そう考えると、変化の激しい先の見えない時代にこそ、それを楽しみ、学びを楽しむ好奇心が問われているのだと思います。

このTEDトークを見ていて、心が軽くなりますよね。

不安を煽って、もっと頑張らねば!と力ませるスピーチや、自分の専門性を顕示する話よりも、彼女のような身の丈の人生観か湧き出るようなスピーチの方が多くの人の共感を誘います。

何よりも、彼女のスピーチは、自分を愛して、肯定する一つの方法を示してくれているような気がしました。

いろいろな気づきのあるスピーチ。オススメです!!