以前、京都の9h nine hoursに宿泊して、その快適さにカプセルホテルの概念を心地よく壊されたのですが、渇望すること数年。やっとあの9hoursが成田空港にもできたので、早速泊まってみました。
第二ターミナルから歩いてそれほど遠くない場所ににあります。
新宿発最終便の成田エクスプレスで夜9時過ぎに成田に到着してしまったので、夕飯を食べる場所が全滅。かろうじて、ドトールコーヒーが空いていたので慌ててコーヒーとサンドイッチを押しこんで、<9h nine hours>に。
成田nine hours(9h)をレビュー!
周りに飲食や深夜営業のコンビニ等がないので、夜チェックインの人は注意。
早速入ると、カウンターで受付。タオルと歯ブラシとパジャマを受け取り、ロッカールームへ。
ここで、スーツケースや手荷物をしまい、パジャマになって、そのままシャワーブースへ向かいます。
京都9hにあった洒落たデザインのアメニティ類はなく、据付のシャンプー等があるのみ。また浴槽もありません。
このあたり京都の9hoursのグレードを期待すると、すこし肩透かし感があります。
それでも、普通のカプセルホテルよりは断然スマートなしつらえ。
シャワーを浴びて、歯を磨いたら、そのままカプセルブースへ。
カプセルブースの入り口は、京都さながら見応えあり。
宇宙船を思わせるデザインは、やはり9h。そのまま中に突入します。
写真ではわかりずらいですが、局面が美しく、意外に広々として快適です。
光目覚ましがなかったのは残念!
ただ、残念なのは京都ninehoursにあった、光目覚まし(アラームがならず、朝日のような眩しい光で目がさめる仕組み)や消灯するとだんだんと暗くなっていく演出はありませんでした。
9hでの朝の目覚めが快適だっただけに、これがないのは残念。
京都はフラッグシップだけあって、細部がデザインされている感じありましたが、こちらはその簡易版的な感じに思えます。
とはいえ、マットの質感もよく、目覚めも快適でした。
羽田First Cabinをレビュー
羽田空港のカプセルホテルFirst Cabinですが、広さはカプセルとは呼べないほど、簡易ホテルなみ。
羽田ターミナル1|施設一覧|ファーストキャビン FIRST CABIN ~飛行機のファーストクラスをイメージした新しいコンパクトホテル~
こちらのほうが断然快適に思えるのですが、二つの点で残念なポイントが。
ベットの硬さと荷物入れが小さいのが残念!
一つ目は、ベットが硬い。写真からもわかるくらい、板の上に寝ているくらいの固さで寝つきがすごく悪かったです。
空間は大きいが小さな音が意外に響く
二つ目は、室内に大型のスーツケースなど荷物をしまえるのは良いのですが、空間が硬質な素材なので、生活音や接触音がかなり響きわたり気になります。
カプセルホテルは鍵が閉められないので、簡易なブラインドのような出入り口で部屋が向かい合わせということもあり、防音性は皆無といっていいと思います。
全体的にプラスティッキーな空間なのが、仇になってしまっているようです。
一つ下のベットのみのグレードのほうが生活音がしないのでもよいかもしれません。
まとめ
部屋の快適性は9hのほうが上でしたが、ロビーに受付カウンターしか存在しない9hにくらべて、First Cabinは飲食、ラウンジスペースがあり、軽食の自販機があったり、浴槽付きのお風呂があったりと、全体的にはこちらのほうが、決め細かいサービスがあります。
ベットの硬ささえ気にならなければ、こちらのほうが滞在の快適性は高いです。
そう思うと、9hはシャワーを浴びて寝るだけに特化し、First Cabinは寝るまでのサービス体験に力点が置かれているような気がしました。
深夜や早朝の便などに空港内カプセルホテルはとても助かります。
両方とも男性と女性のフロアが完全にわかれているので、カプセルホテルに泊まったことのない女性も安心して宿泊できるので、ぜひ利用してみてください。
(おまけ)283 Useful Ideas from Japan
余談ですが、1988年に米国で出版された「283 Useful Ideas from Jpana」で紹介されていたカプセルホテル。絵に味があります。
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