Propellerhead Record MASTER COMPRESSORの使い出

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MASTER COMPRESSORの使い出

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■数値固定

ATTACK [0.1] 固定
RELEASE [0.1] 固定
RATIO [10] 固定

■THRESHOLD調整

dBが微妙に跳ねるところを探す

■MAKE-UP調整

MAKE-UP 最後に音圧調整

これでキックの音が持ち上がって全体的に厚みが出ます。

先日のPropellerhead Producers Conference Tokyo 2009marimoRECORDSの江夏さんが、HOUSEのトラックメイキングで披露してくれた、Recordの目玉とも言える伝説のミキサーSSL 9000 Kのマスターバスコンプの決め打ち方法。

昨年のプロコンで江夏さんのむちゃくちゃわかりやすい講座を見て以来、今回もこの講座を楽しみにしていたのですが、やはりわかりやすくてすばらしい。脱帽でした。

音楽ソフトに限らず解説本や講座に求めるのは、アプリケーションの操作方法よりも、クリエイターが現場で見いだした使い方。それが多少偏っていても、それを知りたい。デモの素晴らしささは、そうした使える実践的テクニックが盗めるところ。

今回も本当に行った価値ありました。

設定方法

さて、少し補足しておくと、コンプレッサーは簡単に音圧を持ち上げられるように思えて、意外に難しく。下手にいじってしまうと無駄に音を悪くしてしまいます。

かといって、エンジニアでもないので、理論は追求したくない。なので、デフォルトが常なのですが、でもやはり、コンプは最後の迫力を決めるので、らくちんに理解したい。という要望に答えてくれたのが、今回の手順。特にキックサウンドを重視したいときの設定です。

まず、固定する数値はキャプチャの通り。

そして、THRESHOLDを左右にいじりながら、魚釣りをしているときに浮きが「ぴくっ、ぴくっ」と、小魚がつついているくらいかすかに動くポイントを探します。

最後に、MAKE-UPを動かしながら、出音が良さげなところを探して完了。

うむ。なんてわかりやすいんだ。これなら、誰にでもできる!

これくらい、ぶっちゃけわかりやすい解説ってなかなかできないんですよね。

毎回惜しげもなく技術を伝承してくれる江夏さんには、本当に感謝。

Sasaki Hiroshi

株式会社創庵 代表取締役 NHK教育テレビでIT番組の講師を12年歴任。 ソーシャルメディアによって、一人でも多くの人が自分の個性を生かし、新しい働き方、暮らし方を実践できるように、全国で地域、コミュニティづくり、教育、コンサルテーションを行っている。

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