ブログも仮想世界ももうひとりの自分と対話する場所

ひさびさにセカンドライフにログイン。

知人とカフェで仮想世界の話をしたところ、早速ログインしてみたいとのことで、お互いの家に帰ってから仮想世界で待ち合わせて観光案内へ。

ログインしてみると、すでに彼は何人かの外国人と会話をし、空間を自由に歩き、自分の身なりを整えていた。仮想空間の読み書き算盤のようなリテラシーを、小一時間あまりで習得していたのには驚き。

こうした仮想世界にログインした経験がほとんどないのに、この飲み込みが早さ。状況判断力や柔軟性が高い。

少し大袈裟だけど、メタバースはそうした、「人の資質」をはかるのにはちょうどよい踏み絵のような世界。その人の持っている特性みたいなものが、仮想空間に浮き上がってくる。

一通り、メジャーな場所に移動して、移動の仕方や乗り物の乗り方、アイテムの取得方法から装着の仕方など、3次元の環境にアクセスする基本的な作法を紹介したのち、砂場(と呼ばれる、自由にものづくりができる空間)に移動して、オブジェクトを使って立体的な「もの」の作り方を教えてあげた。

彼が見ている目の前で、手品のように立方体を出現させて、それを自在に変化させていく。

空中に浮いている円形のオブジェクトに重力を与えて、目の前に落下させる。

二人の間を転がる大きな立体物。この世界でできることを見せていきながら、サービス精神旺盛にいろいろな可能性を出現させる。

そうそう、こんな感じ。なんだか懐かしい感覚。ひさびさのメタバースという懐かしさもあるけれど、もっと懐かしい子供のころの自分に出会った感覚。

子供のころの砂場で、自分で作った砂の城でビー玉転がして遊んでみせたり、教室の休み時間に手品披露してみたり。

こうしたことに、ものすごく生き甲斐を感じてしまうのは、変わらないんだなぁと再認識。

こうして自分をアバターにして俯瞰してみると、自分の本来の姿があぶり出てきて、見直すことができる。

これもまた、インターネットの面白いところ。

ブログも仮想世界ももうひとりの自分と対話する場所。それも含めて、セカンドライフの面白さをあらためて確認。

Second Life

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