Flickrにタイトルをつけずに送ると、「temporary」という名前をつけてくれる。
物事は名前がついてはじめて存在する。
だから、名前のないものは存在しないのかもしれない。
すべては変化するものだから、すべてがあいまいなはずなのに、
人は不安になる。
名前のつかないことへの恐れ。
世の中に存在するために、その意味をさがしてしまう。
名前をつけて欲しいから自分から説明しようとする。
自分自身のあいまいさを受け入れられない自分がいて、
わかりやすい形におさまろうとする。
絵や作品もおなじ。
名前がつかなくて不安そうにしている作品を見つけたら、
自分の感じた名前で呼びかけてあげるといい。
それもひとつのやさしさ。愛の形なのだと思う。
愛称っていうくらいだから。