終末のフール

早朝に猫の喧嘩で起こされて、外を見たら真夏ような太陽。

不思議と眠気も覚めて、洗濯物をがんがんまわしつつ、ベランダにタオル引いて、太陽にあたりながらこの本読む。

(昨年のタンクトップ日焼けの反省をもとに、今年は海パンに着替えて)

そして読了。面白い!!

こんなことを言ったら失礼だけど、作品を増すごとにどんどん面白く読みやすくなってきてる気がする。

伊坂幸太郎的な会話の言葉遊びも過度になく、でもツボを得て面白い。短編的に絡みあうパラレルなストーリーもほどよいテンポで、どれもがいい感じにしあがっている。

「3年後に地球が終わるとしたら?そんな終末にどんな生き様を選ぶか?」

人は受け入れがたい目の前の現実よりも、受け入れがたい未来のほうが、消化しずらい生き物なのかもしれない。

未来があるのが人間であって、人間ってなんのために未来があるのか?希望も杞憂も未来にしか存在しないのであれば、「今」を生きる力やあり様を学びなおすことで、開けるものもあるような、この本を読んでいてそんなことを漠然と思い直してみた。

後味もよく、ちょうどいま考えてみたいテーマともシンクロしていて、さすが時代を走っている作家だなぁと改めて感心してしまう一冊でした。