映画『アイデン & ティティ』を観る。
「やるべきことをやるだけさ。だから、うまくいくんだよ」
劇中に登場してくる、妄想?!なのかロックの神様ボブディランが主人公に語りかける言葉の数々。シチュエーションが面白いんだけど、胸にぐっときました。
イカ天バンドブームの中、売れるための音楽と自分を貫くための音楽の狭間に揺れる主人公。
バンドをやっていた人ならその音楽にかける崇高な想いと自分自身という「現実」のギャップにさいなまされている主人公を自分とだぶらせてしまい笑えないだろうけど、笑うことでそんな自分を成仏させてくれる・・・ような映画。
でも、バンド活動や音楽活動って、特殊な人たちの生き方や考え方ではなくて、人が何かに向かって仲間を必要としているときの生き様や伝え方、形に通じることがあると思う。バンド経験がなくても、きっとなにか感じるんじゃなかな。
とても可笑しく、あがき具合がコミカルでかわいい映画だけど、肩の力を抜いて観るにはおすすめ。
「やるべきことをやるだけさ。だから、うまくいくんだよ」
すごくいい言葉。
監督田口トモロヲさん?インタビュー