インセプション

4809230778_516209e6af.jpeg

昨日観た、佐藤雅彦さんの「“これも自分と認めざるをえない”展」が、自分とは何だ?を問いかける新しいアート体験とするなら、この映画は、夢と現実の境目はどこにあるのか?を考えさせらえる新しい映画体験。

他人の潜在意識(夢)に入り込んで「アイデア」を盗み、そしてすり替えるという、観たことのないジャンルの犯罪映画。ディカプリオ主演。監督は「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン。期待しないわけにいきませんねー。

個人的にものすごく好きな部類の映画。

古くなら「スキャナーズ」とか、「マトリックス」、アニメなら「パプリカ」とか、日本モノなら「ナイトヘッド」とか。色々思い出しながらもどれにも当てはまらないレトリック。こういったテーマは新鮮味がでないだろうと思いつつも、まだまだイケる確信をもらった作品。

実際に幕が閉じても、まだ夢の世界と現実の世界の境目がわからない。映画館をあとにしながら、解ききれない答えをもう一度探しに戻りたくなる衝動。

何かを見落としてしまった気がしてしょうがない。というか、たぶん多くの人が、こうやって観終えて家に帰っても、誰かに叩き起されたい衝動にかられているんじゃないかな?

ぜひ、映画館に足を運んで人の潜在意識の世界にダイブして、無事にもどってきてください。

現実世界に戻ってきたら、一緒に語りあいましょう。本当にここが現実世界なのか?を。

まだ先行上映会なので、あまりネタバレしたり、過度の期待をもたせたくはないけど、これはヒットするんじゃないかな?

夢と現実。潜在意識と顕在意識。人の心の仕組みというテーマも面白いけど、個人的には、恋愛と過去の記憶というテーマも気になるところ。

あー。やばいなぁ。なんだか考えるほどに、まだ夢から僕も主人公も抜け出せていないんじゃないかという悪い予感がしてきた。

Shareこの記事をシェアしよう!