「カールじいさんの空飛ぶ家」カールじいさんもいいけど、この少年がいいんだ。素直で。
男の子はこんな風じゃなきゃ。
カールじいさんも、この子から大切なモノを受け取るんだけど、これはスクリーンを観ているみんなへの「勇気」と言う名のプレゼント。
なんて、ディズニーチックに解説したくなる、心癒される映画。
さておき、この映画を観ていて思い出した映画二つ。
一つめは、カールおじさんが亡き愛妻の思い出の家とともに旅に出るところで、キャンピングカーで孤独の旅に出る老人を描いた「アバウト・シュミット」シュミットほど、リアルな悲壮感はないけど。
もう一つは、目的地にたどり着いて、「本当の旅」が始まるあたり、チェ・ゲバラを描いた「モーターサイクルダイヤリーズ」
どちらも大好きな映画だけに、ちょっと強引な連想かもしれないけど、孤独や現実から逃れようと出た旅が「本物の旅」になるのは、この映画のように、予期せぬハプニングが起きたときか、目的に到達したと感じたときなのかもしれない。
冒険の旅にでなきゃ!なんて、思わず童心に戻れる映画。
ディズニー映画なので、トリッキーな展開はほとんどないんだけど、お約束のように笑いあり涙あり、手に汗にぎるアクションシーンありと、王道のストーリーで至福感に包まれる映画でした。