ゴールデンスランバー

いままで観た伊坂幸太郎作品の中ではフィッシュストーリーにならぶほど面白かった。とにかく、最後まで集中力の衰えないプロット。2時間20分とはいえ、飽きることなく楽しませてもらえます。

ちょうど先日観ていた「ジェイソンボーンシリーズ」で謎の国家権力に執拗に追い回されるあたりの設定が、どこか微妙につながっていて面白い。ボーンが果敢にその見えない敵に挑んでいくのに対して、この主人公も逃げ惑いながらも、それなりに一生懸命に懐に飛び込んでいく。そんな主人公を、無力ながらに信じ、応援している友人や家族。ボーンは一人でいけるのに対して、彼は周りの暖かい支えに守られながらも、一人孤独に戦う。

どちらも最後まで諦めることなく生き抜こうとする主人公に、観ているこちらも、いつの間にか応援している気分にさせられる。爽快で勇気をもらう映画。

なかなかよいですよー。

ゴールデンスランバー

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