最前線に取り残された黒人の部隊「バッファローソルジャー」の4人が、戦地で出会ったイタリアの子供ともに戦争に翻弄されるイタリア市民にかくまわれながら、背後に迫るドイツ軍や、実際に起きたといわれる大虐殺をエピソードに過ごす数日間。
見えない存在と話をする少年。殺人者が所持していた「彫像の首」を抱える兵隊。不穏な匂いのするパルチザン。伏線や登場人物の見分けが少し難しく、3時間弱は少し長く感じてしまうが、すべての謎が最後に解け、後味は悪くない。
でも、ちょっと長い。
個人的には、PV監督特集で、ミッシェルゴンドリーの「エターナル・サンシャイン」に続きスパイク・リー監督の本作と監督シバリで選んだシリーズでした。
スパイク・リー監督の持ち味でもある、人種差別問題は本作でも色濃く描かれてますが、それが本題ではなく、あくまで戦争の惨劇をモチーフにしていて、そこはいい意味先入観持ち過ぎず観ることができました。
「奇跡」の部分はあまり気にせず、素直に観るのがいい映画かも。
ちょっと長いな。でも(笑)