1968年の京都が舞台となった、喧嘩青春映画。
根底に流れるテーマが重い分、少しトーンを高めようとしたのか喧嘩シーンがやたら多く、若干途中集中力がとぎれそうになったけど、最後はそれなりにすがすがしく終ります。
全体的には結構楽しめました。
もてたくて、ミュージシャンの格好からはじめたはいいけど、格好だけじゃもてないことにうすうす気づいていくにつれ、徐々に格好が戻っていくあたり、結構リアルな設定。
でもそんなきっかけもあって、好きな女の子に振り向いてもらおうと、音楽を続ける主人公。
国境を越えた深い溝を乗り越えようと必死に唄う彼の歌に思わずじんわりと来ます。
まさに、こんな感じの青春映画はちょうど観たかったのでタイミング的にはグー。