なぜだろう。書籍をよみはじめるとすぐに涙腺が弱くなってしまう。
僕は星野道夫信者でもないし、書籍も一冊読んだくらい。
でも、その写真に魅せられ、彼の書く言葉に心動かされたひとりなのは間違いない。
だけど、なんでだろう。
妻の視点で書き綴られた言葉が僕には彼自身で語られた言葉以上に「彼」の人柄を感じてしまったのかもしれない。
星野道夫を好きな人たちは、きっとこんな風な愛情に満ちた眼差しをしているのかもなぁ・・なんて改めて思えた気がする。そう思うと、不思議な感情にとらわれる。
いつか本物の旅にでれば、どこかで彼に会えるような気がしてならない。
うまく表現できないけど故人とは思えない存在感を「彼」には感じてしまう。