ふらっとやってきました札幌。札幌はアートとカフェの街。(と勝手に設定)今日はひさびさのオフタイム満喫しています。
まず目覚めのカフェというか純喫茶。「北地蔵」
純喫茶とあなどるなかれ、最近の雑然としたリビングカフェや妙につるんとしたカフェにはない、純喫茶の風格を感じさせる。純喫茶カフェ。
焼きたてクロワッサンが150円にバタークリームをトッピング。
そして、生メロンジュースが6?700円(忘れた)
むちゃくちゃうまい!!珈琲で目覚めなんていっておきながら、やっぱりこっちらしいジュースをチョイス。そして大正解&大満足。
朝から気分がもりあがりました。
たぶん札幌に住んでいたら毎朝通ってもおかしくない、なんとも雰囲気のある喫茶店。
今日は雲ひとつない快晴!日差しも暖かく散歩日和。ということで、早速出発。
せっかく天気がいいので、「札幌芸術の森」野外美術館に
結構緩急ある小山を散策しながら、巨大な彫刻やアートを楽しみます。有料じゃなければ、芝生にねっころがって、足しげく通いたくなるスポット。結構平日の昼間なのに、若いカップルが多くて、札幌っ子って結構デートコースにこんなところくるんだなぁ。としげして観てました。
でも、その理由は、たぶん、こちら
じゃなくて、同時開催の「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」
こちら、ほとんど期待せず、ふらっと入ったのですが、出てくるこころには興奮しっぱなし。
まるでぼさぼさ頭で眠たげに入り口をくぐって、出てくるときは、整髪された頭に燕尾服に蝶ネクタイで、目にでっかい★がキラーン。シャキーン!みたいな。そんな感じ。調子にのってもう一周しようかと思うほど。
平日なのに行列で閲覧しているほど盛況でした。
その作品一点一点はどれも見覚えのあるジブリ作品の背景画。氏の初期の作品のガンバの大冒険や、はじめ人間ギャートルズ。あしたのジョーの泪橋のセットなど、マニアでなくとも感涙ものばかり。
写実ではないのにその空気や湿気に日本の心象風景が描かれているようなリアルさ。水や雲の描写。ジブリ作品に通じるなんともいえない質感。
ものすごい量が展示されてましたが、背景画ひとつだけでも買って帰りたいほど、鑑賞に飽きないものばかりでした。
当然、画集はゲット。
この美術館近くの石釜で焼いたパンが食べれるお店「Vergine Baccano」でランチ。
札幌に住んでたら毎日朝のパンはこれにしたい!くらいおいしい! 普段コンビニで買っているパンってなんだったのだろう。と思わずにいられないおいしさ。
道産小麦100%の手打ちパスタと新鮮な野菜。あぁ。昼から引き続きしあわせ。
そして、今日一番行ってみたかった、野外アート公園。「石山緑地」
都市型公園とは思えない、コンパクトな雄大さ。この空間最高に気に入りました。もし札幌に住んでたら、週末はここで太鼓叩いてます。
芸術の森にくらべて、無料なのにほとんど人がいなくて、穴場スポット。たしかに看板も駐車場も本当にわかりづらく、観光客は目指してこないとわからないかも。
オブジェもすばらしいものばかりですが、またこの石切山がそのまま自然のオブジェになっていて、ランドスケープが絶景。
まるでジブリ。
のんびり公園アートを楽しんでいたら陽も暮れかけてきたので、円山方面にむかって、
もういっちょ。
ちょうど今回いけなかった金沢の21世紀美術館の「ロン・ミュエック」の前にやっていた作品展。北海道で出会えるなんてタイミングよし。
ものすごい、作品群にまた感銘。アーティストって本来自由な生き様に思えるけど、この人はデザイナーとして自由でそしてファンキー。
デザイナーで自由を感じる人ってはじめてであったかもしれない。
奔放な自由さというよりは自由の深さというか奥行きを感じさせてくれる作品群。
デザインってこんなに刺激的だったんだ。
「出会いということを、ぼくは大切にします。出会いということは、とりもなおさず、相手の中に自分がいるということです。対象の中に自分がいるということは、相手の中に、自分の好むもの、自分と共通するものがあるということ。」(
粟津潔 デザインする言葉 より)
右の写真は敷地内にある結婚式場。
さて、札幌カフェ&アート探訪もしめくくり。
ディナーですが、近代美術館裏にあるカフェ「CAFE agog」
今日全部の工程、ほとんど行き当たりばったりで、ダーツの旅のように決めたわりに、われながら天才。このままのルート使えますよ。本気で。
嗅覚が北の大地でもさえわたってます。
このカフェ。昨年できたばかりの、本当に綺麗な隠れスポット。建物もものすごく好みで、インテリアも完璧。
食事もオーガニックでスイーツも完璧。
ここ。パーフェクトです。
野菜をふんだんに使った、スチーム野菜のカレーをいただいたのですが、体にやさしくそしておいしい!!本気においしい!
もう、北海道には毎年のように来ているのですが、札幌惚れ直しました。
ホテルでこんなにじっくりブログ書いている場合でもないのですが、この新鮮な感動をさめないうちに。
旅は続きます。