素朴な疑問

3181248735_3e2fe25f5e

今日、東京は初雪までいかないけど、冷たい雨が降っています。本当に寒いです。

成田空港に人を迎えに行く用事があって、早めに出たのですが道は思ったほど混んでいなかったので、PAで時間つぶし。夜は道もすべりそうなので、ゆっくり向かってます。

まわりで風邪をひいている人続出ですが、みなさんも無理しないように・・。

シンプルなことが見えない

先日OKWAVEのお悩み相談が閲覧できるiPhoneアプリをいれたので、寝る前にちょっと読んでいたのですが、結構興味深くてついつい読みふけってしまいました。

悩みごとなので「○○したいのに、周りに反対されている。どうしたら説得できるか?」「○○ができなくて困っている」という、うまくいかない現実にどうにか打破したいと思う気持ちが伝わってくるものが多いのですが、他人の悩み事を見ていると、どうしてそんなことに悩んでしかも、それを人に相談するのだろう?

と思ってしまう。

そういった質問の答えもやはり「反対されたくらいでやめてしまうこと自体が甘えているのではないか?反対されても、本当にやりたいのなら、やってから考えてみるべき。」といったもので、そういったやりとりが、仕事や恋愛や人間関係。いろいろな事柄で語られてます。

悩みを語り合う関係

でも、どんな一見当たり前のことでも、人から指摘されて気づくことも多いし、人のアドバイスを大切にしながら成長していくもの。また、疑問を言葉にしてはじめて、答えではなく先に「問題」を自覚して、知ることも大切。

その意味では、むしろ幼稚さも含めて純粋に思ったことを質問して、厳しい意見で叱咤されている人はある意味救われていて、ただ、そうした会話や問答のやりとりが、普段の生活でなくなっているのだとしたらそのほうが問題かもしれませんね。

視点を変えたら、僕らだって同じレベルのことをいつも考えていて、たとえば、無意識に「○○ができないのは、○○のせい」って思うことは、子供よりもむしろ大人のほうが多いんじゃないかな。

ただ、大人になるほどに、そうしたことを意識しても言葉にしないようにするから、そうした考え方が無自覚に根深いところに根を張ってしまうこともあるし、そうしたことを指摘されもしないから、自分は間違っていないと思ってしまう。

実はシンプルなことが見えなくなっているのは、こういう質問を他人事のように幼稚だと笑ってしまうほうなのかもしれない。

人のことは見えるのに、自分のことが見えない。とか、人をみると自分が見えてくる。といったことにもつながるかな。

普段の生活のなかで、ふと沸いた疑問や悩みごと、知らないことやわからないことを、純粋に質問したり会話し合える関係というのは、年齢に関係なくすごく大切なことなんでしょうね。

でも、そうしたことを補う場所としてこうしたサイトがあるのは、それはいいこと。

なかなか人に無知さをさらすのは勇気がいるけど、そうしたトレーニングの場なのかもしれませんね。

悩み事のない人なんていないし、ほとんどの悩みは他人にとってみたら小さいことかもしれない。

悩みが「ある」「ない」やそのレベルが問題ではなくて、ただ、どんな小さな悩みや疑問でも、それを話せる人や聞いてくれる人間関係を築くことができたかどうかは、すごく大切なことですよね。

おっと、そろそろ空港に行ってきまーす。

Shareこの記事をシェアしよう!