【映画】リング0 ~バースデイ~

リングシリーズの原点。貞子の誕生秘話。
ちょうど友人の林田さんが書いていたコラムを観て、より味わい深く観る事ができました。
【連載】貞子は東大の都市伝説的実話?「真説・リング」夏の夜のクールなお届けもの – 林田暢明(コラム)|t-news Web.

「呪いのビデオ」のヒロイン・貞子の死に迫る、モダンホラー・シリーズの第3弾。監督は「ゴト師株式会社2」の鶴田法男。鈴木光司の短編『レモンハート』を基に、「リング2」の高橋洋が脚色。撮影を「大いなる幻影」の柴主高秀が担当している。主演は「ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒」の仲間由紀恵。

via: リング0 バースデイ | Movie Walker

実在する人物を下敷きに描いていたのは知りませんでした。貞子の母親である山村志津子のモデルとされた人物、御船千鶴子(Wikipedia)。や、映画にも出てくる、超能力の公開実験などは、「千里眼事件」をモチーフにしたと思いますが、いつの時代も超能力者などをメディアが面白く取り上げては、賞味期限が切れると残酷に葬り去るような、そんな醜悪な世界が普遍的に続いているんですね。

さておき、こうやってこのドラマの下敷きになった背景を推測しながら観るとより面白くなるこの映画ですが、貞子役の仲間由紀恵が本当に奇麗ではまり役。劇団員になる貞子が舞台を踏むシーンも、映画の舞台の中の芝居の芝居という入れ子状態をうまく表現していたと思います。

はじめてリングを観たときは、テレビから出てくる危ない奴。みたいな、安直なホラーだったのですが、このリング0を観てからは、「リング」でテレビから這い出て来た貞子になぜか、「あぁ、貞子よかったね」なんて、牧歌的なまなざしを向けてしまうほど、貞子寄りに、まったく別角度で映画が楽しめるようになります。

その意味では、純粋なホラーを楽しむんだったら、「リング」から観て最後に「リング0」

実在する人物の背景なんかを推測しながら人間ドラマ的な視点を加えたかったら「リング0」から観るのがいいんじゃないかな。

いずれにしても、夏に観るのにぴったりな納涼映画です。

リング0 ~バースデイ~の動画 – Hulu.

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