人との対話から生まれるもの

年末が近づくと、いつも来年やこれからの未来について、どんな未来が来てほしいか妄想をはじめる。
僕はパソコンやネットの人なので、やはりITの未来がどんなものだったら、僕らはもっと豊かに幸せになるだろうか?そんなことを考えてみる。
そして、色々なビジョンについて、親しい知人に電話をかけたり、食事やカフェに誘いだしては、アイデアに対して意見をもらう。この時期の僕は悪質な勧誘員のような強引さがあるかもしれない。
生まれたビジョンは誰かに語ることで、小さな生命のようにぽっと命の火が灯り、そのほんわかした灯りを見つめながらその先に夢を描く対話の時間はまるで、魂の交換をするような作業。
その薄明かりに希望が見えかくれする度に、その対話から得もいわれぬ力をもらう。
僕がビジョンについて相談しているときに、それなら、このスピーチを観てほしい。と知人がオススメしてくれたビデオ。
今年の東大の式辞スピーチ。
全盲聾者でもある准教授のメッセージは魂がふるえるようなエネルギーに満ちていて、何ともいえない勇気を与えてくれる。
「他者とのかかわり、他者とのコミュニケーションがなければ、どのように知識や情報があっても、あるいは、すばらしいご馳走を食べていても、生きる上での魂のエネルギーは湧いてこないということです。」
目も見えない、耳も聞こえない、孤独な宇宙空間に漂うような世界から、命を燃やして語る言葉の一つ一つが、僕のそして、ITの未来を考える上でとても大きなヒントと希望を見いださせてくれる気がした。
このメッセージを言葉ではない形で彼の魂に届けられるような活動をしてみたい。映像を観おわった後、ITの世界で何ができるだろうか?そんな風なことをずっと考えてしまった。
また、色々なメッセージやアドバイスをくれている知人にも本当に感謝したい。どうすれば、この恩恵に報いることができるか? それだけを考えて実践していくことで、よりビジョンは明確に見えてくるような気もしている。
福島先生のスピーチは
http://www.u-tokyo.ac.jp/gen01/movie_qt_high12_j.html
祝辞のテキストファイルはこちら
http://www.u-tokyo.ac.jp/gen01/b_message19_03_j.html