インターネット時代の芸術と表現

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さっきホテルにチェックインして、明日の準備をしながらふと見た爆笑問題x東京藝大が面白かった。

テーマは「表現者」。「たくさんの人に観られない表現に意味があるのか?」という芸術とポピュラリティについての太田さんのジャブに、先生や生徒がばったばたなぎ倒されてしまうように見えてしまえるのは、やはりテレビという自分のフィールドゆえか?編集の妙か?

それを差し引いても、太田さんの言葉のやり取りは、辻斬りのように、相手を鋭く斬り、時に鈍く峰打ちをする。それがまるで武道のようでいつも面白く、感心して聞いてしまう。言葉の中身よりもそのやりとりや響きが面白い。ときに禅寺の問答のように即答する様もいい。

そうやって無心に斬るように、言葉を迷うことなく出せるところがすごい。自分のことばかり話してもだめ。でも、相手を気遣いすぎても迷う。そのバランス。太田さんを見ていると、少し極端でも相手に簡単に寄りそわない軸をみつけることが大切なんだと、いつも勉強させられる。

アサーティブという言葉があるけど、太田さんの語り口は乱暴でも相手を怒らせない不思議なアサーションがある。一件乱暴に聞こえる言葉も軸があって腰が据わっていると、それなりに斬り口が綺麗で相手を傷つけない。傷つけないのではなくて、綺麗に傷つけるというのか。すごい。

番組自体は菊池成孔さんの話あたりから、ネット時代のポピュラリティに話が寄って面白くなってきたところでおしまい。ちょっと残念。

ソーシャルメディアが爆発的に広がっている現在、マスからシフトしていく時代にある「表現」や「芸術」のあり方あたり、面白い論争になるはずなんだけど菊池成孔さん以外、このあたりはわかりやすく語れる人いなかったのかな。変なところで編集が切れていた。

ソーシャルメディアを含めて、指数的に情報の量が増えていく時代にある「芸術の真ん中」は、いったいどこにあって、そこからどんな芸術が開花するのだろう?