ただ散歩すること。

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■沖縄のおばぁ
沖縄の海岸を散歩しているとき、ひとりのおばぁとすれ違った。
「あっち(岩場の向こう)は風がびゅーびゅー吹いてて、大変だった」みたいな会話を一言二言交わして、僕は海辺に歩きだし、おばぁは海岸沿いのコンクリートの道をただ歩いている。
あっちの岩場をみると随分遠い。何時間歩いてきたんだろう。
「何をしているんですか?」なんて聞くのも野暮な気がして、なんだかご近所さんのような気分でごく自然に出会ってごく自然に別れた。


kani.jpgおばぁはただ歩いていた。きっとその海岸を何十年も歩いているのだろう。その表情や立ち振る舞いで色々なことを感じることができる。
そこに生活している。という生きた表現。生きることにエネルギーを注いでいるから、心を動かされる。
そしてそこからも沖縄に一歩近づき沖縄を感じることができる気がした。
僕がインターネットの世界をこうやって散歩しているとして、たまたま出会った人には同じように感じるのかもしれない。
「こんなところで何をしているのだろう?」と。
このブログも同じように、ただ散歩するように日々の生活を淡々と表現していけたらいいなと思う。

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