目当てはなんといってもKORGブース。世界に誇る日本の楽器メーカー。京王技術研究所。(京王線沿いにあったからという説もあり)
首都高で中央道に向かって走っていると、左手にKORGの看板が見えてくるのですが、それだけでうれしくなります。
ということで、池袋サンシャインシティ(響きがほんとなつかしい)に行ってきました。
KORG nanoシリーズ
今回の目的のひとつは「KORGのnanoシリーズ」
padKontrol愛用者としては、まずnano padが本命。
次にnano kontrol, nano keyと続きます。
nano pad
まず全体な外観はノートパソコンサイズにあわせただけあって、薄くて軽くてコンパクト。でいて、ベロシティパッド(強弱を感知するパッド)は細かいフィーリングも捉えてくれます。当然USBバスパワーなので、取り回しの煩わしさもなし。
公開予定のエディターで、細かい設定が変えられるのですが、(今回ココが一番肝に感じているところ)、今回は短音ではなくなんと和音がアサインできるので、お気に入りのコード進行をアサインしてストックしておけば、曲を組み立てるときなんかには相当威力発揮する気がします。
これでまた曲作りの垣根が低くなっていくような期待。
ただ、KORGのM3にある、アサイナブルパッドのように、手引きで弾いた和音のニュアンスをそのままアサインする感じではなく、エディター経由で取り込むらしいので、そのあたりのタイミングはどんな風になるか未知数ですが、十分。
コレ一台で、ドラムからベース、キーボード、コード進行まで、4バンクあるので、いっきに作れてしまうかも。
nano kontrol
写真には写ってないのですが、ノートパソコンの手元に配置されてあって、ableton liveのコントロールがDEMOされてました。
ま、これも。当然買いです。(nano kontrol)
よく考えれば、ミディコンでこのサイズのものってなかったですね。
すべてのシリーズに共通することですが、喫茶店やホテルのテーブルでミックス作業ができます。
kontrolで感じたところは、スライダーの脇に二つづつ合計18あるボタン。
これもアサイナブルなので、recスイッチにもなるし、ブースではlive!の選択トラックをこのボタンで変えていましたが、これまた4バンク分あるので、よく使うボタンにアサインしておけば、曲作りしている間のマウス操作が劇的に減りそうな予感。
ロータリーフェーダーもスライダーも設定次第で、ミックス用途にもしかり、インストルメントのつまみとしてフィルターを変化させたり、考え方によっては、ベスタックスのFaderboradばりに、楽器の一部として使えるかもしれない。。。なんて、つまみをいじりながら妄想が軽く暴走してました。
そのほか、スタート、レック、ストップボタンがあるので、ノートPC MTRとしての使い勝手がよくなるのは間違いありません。(なんにせよ。この大きさですから)
nano key
これもまたおもちゃ鍵盤に見えるけど、楽器メーカーらしいこだわりがあって、padと同様ベロシティに対応。この薄さでタッチの強弱を読み取るなんて、すごい、想像の及ばない世界の努力があるんでしょうね。妙なところに感動。
とはいえ、本物のキーボーディストからみれば、こんなのキーボードじゃない!と文句もあるかもしれませんが、それを言っては野暮。
ウクレレなんかも似たところありますが、ふと軽く弾きたいと思ったときに、手元に手に取れる楽器があると、上達も早いモノ。
仕事の合間に、ふとソフトシンセを立ち上げて、PCの小脇からこのキーボードだして、上司に見つからない用に軽くメロディを弾いてみる。なんて、仕事机の上に小さな音楽空間を生み出すことができると思えば夢も広がるじゃありませんか。そこから名曲が生まれるかも。
さておき、このキーボードで感じたところは、CCモード(コントロールチェンジ)があって、kotorol同様に、コントローラーとして使えるところ。このあたりマニアックですが、それがシンプルに独立したボタンになっているので、キーボードと素早く切り替えながら、音作りや楽曲制作ができるようになります。
このあたりは、一般的ではありませんが、ただのキーボードだけでは終わらない機能がある。くらいに覚えておくといいと思います。
まとめ
正直マニアックな言葉の羅列でなんのことかわからないことだらけだと思いますが、初回ということと、ちょっと興奮してしまって先走ってしまったことお許しください。あ、そうだ値段ですが、どれも4−5000円台!!です。midiコントローラーとしては破格じゃないでしょうか。
ソフトシンセ(パソコンでメロディを慣らすソフト・・)や音楽製作用のAbleton Live!というすばらしいDTMソフトのクーポンが入っているので、DTMをこれから始めたい人なんかにもうってつけです。
amazonでも予約できるみたいです。
“KORG/コルグ nanoSET White” (KORG)
“KORG/コルグ nanoKEY(NANO-KEY) Black” (KORG)
“KORG/コルグ nanoPAD(NANO-PAD) Black” (KORG)
“KORG/コルグ nanoKontrol(NANO-Kontrol) Black” (KORG)
熱いことを語ると、DTMのすごいところは、楽器が弾けない人や音楽を勉強していない人でも、いかに音を楽しむことができるか? 音楽を聴くのではなく
創るという垣根を低くしようと各メーカーが努力しているところにあるのと、そのクオリティがアマチュアからプロまで同じだということ。
音楽を楽しんでもらうために、陰でものすごい努力をしている職人が一杯いて、しかもその成果をぼくらが買える値段で提供している。これだけでも、実はすごいことなんです。
で、加えて日本はそうした楽器メーカーのトップブランドをたくさんもっていて、車でいえばトヨタとかホンダのように、世界の音楽好きな人から注目、敬愛されているということ。
パソコンのおかげで音楽がぐぐ!!と身近になってきていること。考えるだけでもいい時代を僕らは生きているのです!!!って、 このあたりの話をしだすと止まらないので・・この辺で。
いや、長すぎた。