今すぐパリを探しに行きたくなる。ー映画『ミッドナイト・イン・パリ』

正直前半は奇想天外な展開に面白さがわからず、二度ほど中断したんだけど、後半になってこの面白さと魅力に気づき、終わってみると大好きな映画に。

特に前半は主人公とフィアンセの性格の不一致さをみるだけで、嫌な気分にしかならなかったこと。

また、パリに住みたいけど、小説書きたいけど、どれもモヤモヤしたまま、現状をとりあえず受け入れようとしている主人公の不完全燃焼感とどこか自分を写しているようで見てられなかった。

その意味でも、現状に満足していないのに、しているフリや、そう自分を納得させようとしつつも、妄想の世界に逃げている主人公が、その妄想からどうやって自分の転機を迎え入れるのか。終盤に一気に畳み掛けるあたり、清々しさすら感じました。

本当は憂鬱なはずの雨が、パリの街並みにはロマンチックにすら映る。雨はどこにいても雨なのに、自分が好きな場所に降る雨は真逆のものをもたらせてくれる。

だったら、もっと好きな場所に行って、全てがそんな風に映る場所に住んでみると、目に見えるもの、今まで見えなかったものがはっきりと見えて来る気がします。。

この映画を見ると、パリにも行きたくなるし、そんな場所を見つける旅に出たくなる。

遠く郷愁を感じながらも、そんな場所が実はすぐそこにあることにも気づかせてくれる映画。

 

『アニー・ホール』『ハンナとその姉妹』などのウディ・アレン監督が、パリを舞台に撮り上げた幻想的なラブコメディー。1920年代のパリを敬愛する主人公がタイムスリップし、自分が心酔してやまないアーティストたちと巡り合う奇跡の日々をつづる。社交性に欠ける主人公を、『ダージリン急行』のオーウェン・ウィルソンが熱演。彼の婚約者を、『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムスが好演する。第84回アカデミー賞作品賞ノミネートのしゃれた物語に酔いしれる。

情報源: 映画『ミッドナイト・イン・パリ』 – シネマトゥデイ