みしらぬ場所にたどりつくと、オリジナリティありそうな気のきいたカフェをさがしてしまう。
なければ喫茶。それでもなければ純喫茶。最後はチェーン店以外なら珈琲の飲める所。
飛行機などで高速に場所を移動してしまうと、数百歩前に歩いていた土地の記憶が靴に残ってしまう。
なので、カフェにはいってその土地で煎れたコーヒーを飲み、その場所の記憶と時間のスピードを覚えさせる。
そうでもしないと、ふと本屋でもよって家に帰ろう・・とか思ってしまう。
ここは遠い場所なのだ。と言い聞かせるようにぐぴっと飲む。
北のカフェにて。