森美術館で行われている「アイ・ウェイウェイ展」に行ってきました。
アイ・ウェイウェイの作品は胸騒ぎを楽しむような奇抜な作品というよりは、造形を静かに味わうようなシンプルでじんわりと訴えかけてくるものが多く、中国の猥雑なイメージの中にあって整理された造形。その冷静さは「外から中国を眺めている」イメージで、共有しやすい作品群だった気がします。
北京の798芸術村の美術書屋で観て頭に焼き付いてた中国の現代芸術の作品集も今回の会場にいくつか展示されていて、まだ内側から外に向かいながら抑圧されたエネルギーに満ちた時代の中国の現代芸術家たちの作品もぜひ、機会があれば観てみてください。(気がつきにくい場所にありますが)
現地でさすがに買う勇気なかったのですが、結構グロなものも含めて、芸術や社会が解放される前の作品はやはり、ずしんとくるものがあります。
ちなみに、今回の作品展はクリエイティブコモンズのライセンス下、すべて撮影可能になっています。この写真も全部iPhoneで撮影したものです。
トップのパノラマと二段目の写真はiPhoneアプリのAutoStichで合成しました。
作者アイウェイウェイ 表示-非営利-改変禁止 2.1 日本 ライセンス
この作品は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。